ARPPUにはユーザーからのメッセージが隠されている

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ARPPUにはユーザーの熱量が隠れている

ARPUが「全ユーザーの1人あたりの平均」なのに対して、
ARPPUは「課金ユーザー1人あたりの平均」の売上額になります。
こちらもKPIとしてよく使われる指標です。

ARPPU(エーアールピーピーユー)
Average Revenue Per Paid User
課金ユーザー1人あたりの平均売上額

基本無料のアプリゲームでは、時間をかければ無料でもほぼ全てのコンテンツをプレイ、クリアする事ができる設計になっているタイトルが多いです。

そんな無料でも遊べる環境の中で課金をすると言うことは
「お金を払ってまで得たいものがある」
と思って貰えている訳です。

ゲームの中のコンテンツにお金を払う価値を見出すことができる、と言うことは、
そのゲームに対しての知識、経験、想い、情熱などを一定以上持っていると言うことです。

ARPPUは単純に課金額だけを見る指標ではなく、
その裏にはユーザーの熱量が隠れていることを理解する必要があります。

高すぎても低すぎても注意が必要

ARPPUが想定よりも高い時に、両手放しで喜ぶ人がたまにいますが、
その人は運用経験が浅いか、その日(または月)の売上だけを見て一喜一憂している人だと思います。

ARPPUが想定よりも高い = ユーザーがハイペースでお金を消費している

と言うことになります。

これの何が問題に繋がるのか?
まずはユーザーのお財布事情から想像してみましょう。

  • 大多数のユーザーは毎月娯楽に使える金額が決まっている
  • 娯楽に使える金額の中で、ゲームの課金に使える金額の割合も決まっている
  • 複数のゲームをプレイしている場合、各タイトルに使える金額の割合も決まっている

お小遣い制のサラリーマンの方などは、上記に当てはまると思います。
毎月、何にどの程度のお金を使うか想定して生活しているはずです。

そんな中で、ARPPUがいつもより高くなると、ユーザーには何が起きるでしょうか?

高ARPPUはユーザーの疲弊に繋がる

ARPPUがいつもより高いと言うことは、毎月のユーザーが使える可処分所得の中で、ゲームへの課金の割合が高くなっていると言う事になります。

つまり、普段の生活の中で、ゲーム以外の何かに使う金額を削減して、ゲームの課金額を増やしている可能性が高いと言う事です。

これが瞬間的、一時的なものであれば良いのですが、高ARPPUの状態が続くと、ユーザーのお財布が苦しくなり、ゲーム以外の生活にも影響が出始めます。

ここまで来ると、ユーザーはゲームを課金する事に疲れ、課金への精神的なハードルが高くなっていき控えるようになります。
また、課金を控えると言うことは、今まで課金でブーストして遊んでいたペースが一気に落ちることになり、ゲームプレイへのモチベーションも急激に低下していきます。

課金を控えるようになり、ゲームプレイのペースが落ちた後は、ゲームへのログインが低下し、最終的には離脱することになります。

まとめ:ARPPUはユーザーのSOSでもある

ARPPU自体は、単なる課金に関連する指標の一つでしかありません。
ですが、その数値の裏にはユーザーからのメッセージが隠されている場合があります。

今回の記事のポイントは、

  • ARPPUにはユーザーの熱量が隠れている
  • 課金にはユーザーのお財布事情が大きく影響する
  • 高すぎるARPPUはユーザーの生活に影響を与えている可能性が高い
  • 高ARPPUで疲弊したユーザーは離脱する

と、なります。

長期運営をする上では、運営とユーザーの適切な距離感を保つためにも、ARPPUを適切な値でコントロールすることが大切だと私は考えます。

ARPPUが想定より低い場合は、単純にコンテンツに対して課金する価値が無いと判断されていることが多く、こちらのメッセージも真摯に受け止める必要があります。

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コメント

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