インストール数と新規ユーザー数はイコールにならない

企画運営

KPIとして使われるNUU/RUU

基本的なKPIの中にNUUと呼ばれる指標があります。

NUU(エヌユーユー)
New Unique Users
新規ユーザー

これは、新しくゲームを初めてくれたユーザーの数を示すKPIです。

あくまで“新規”のユーザーを計測する指標になりますので、一度離脱して戻ってきた復帰のユーザーはNUUにはカウントされません。

復帰ユーザーはRUUと呼ばれる別のKPIで観測します。

RUU(アールユーユー)
Return Unique Users
復帰ユーザー

こちらは、ゲームを離脱したユーザーが再びゲームをプレイした時にカウントされる指標です。
アプリをインストールしたまま離脱したユーザー、一度アプリをアンインストールして再度インストールしたユーザー、どちらも復帰ユーザー扱いとなります。

NUU、RUU共にプロモーションの話に関連して使われる事が多いです。

  • プロモーションの効果でNUUが○○○人取れた
  • 復帰キャンペーンでRUUが○○○人戻ってきた
  • CMしたけど思ったよりNUUが入らない

など。

他にもプロモーション関連でよく聞くのが、
「100万インストール達成」とか「100万ダウンロード達成」
などの、インストール(ダウンロード)数を前面に出したものがあります。

いずれも人の流入を表す指標ですが、NUU、RUUとインストール数は明確に性質が異なります

インストール数はリセマラで増える

インストール(ダウンロード)数は、アプリストアからゲームがインストールされた回数です。
こちらの数はアプリ配信者ならストアから確認できます。

インストール(ダウンロード)は、リセマラを行う事で1人で複数回を行う事ができます。

リセマラ
リセットマラソン
端末にアプリをインストール、アンインストールを繰り返すこと

よくあるリセマラは、

チュートリアル終了時にガチャが引けて、そのガチャの結果が悪いとゲームをアンインストールし、再度インストールしてチュートリアルガチャで良い結果が出るまで繰り返す

と言うものです。

これが行われると、NUUの数に対してインストール数が一気に爆増します。
ユーザー数は10万人でも100万インストール
のようなタイトルが存在する訳です。

そのため「100万インストール達成」のようなプロモーションを見て、ゲームをインストールしてみたところ、思ったよりユーザーがいない…と言うことはあり得ます。

インストール数は「インストール」と言うアクションをカウントする指標なのです。

NUUはリセマラされても増えない

NUUはインストール(ダウンロード)数とは異なり、ユーザーに紐づく指標になります。
そのため、同じユーザーが何回リセマラしてもNUUは1です。

インストール数はユーザーの行動によっていくらでも揺らぐ数字のため、ゲーム運営時のKPIとしては基本的に使用しません。
(宣伝側のプロモーション施策で「○○万インストール達成」みたいな使われ方はします)

また、アプリの経験が浅いチームや会社だと、NUUだと思っていた数値が実はダウンロード数だった。
と言う、笑えないミスがあったりします。

初歩的なミスの例だと、
サーバーのDBに増えたアカウント数をNUUとしてカウントしていた

これだと、リセマラで作られた捨てユーザーのアカウントがどんどんNUUとしてカウントされていきます。

このようなミスを防ぐために、ユーザーの端末情報を取得したり、ユーザーのSNSアカウントと紐付けたりする工夫をする必要があります。

まとめ:流入の指標はNUUとRUU、インストール数はアクションログのようなもの

今回の記事のポイントは、

  • 流入ユーザーは新規のNUUと復帰のRUUに分けられる
  • NUUとインストール数は別物
  • インストール数はリセマラで増える

と、なります。

私もアプリの事を何も知らない業界入りたて当初は、
インストールしたユーザー=新規ユーザー
誤解していました

ストアからのインストールやリセマラなど、アプリならではの仕組みや作法を知らなければ、なかなか理解できないかもしれません。

細かい部分の意識合わせのにはなりますが、NUUは事業計画やKGIなどにも使われる指標になるため、間違えないようにしておきたいところです。

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