【ゲーム運営】ガチャで1%のアイテムを狙って100回まわしても当たらない理由

企画運営

1%を100回まわしても当たらない理由

今回の記事は、いまだに多くのソシャゲにおける売上の要であり、物議を生みやすいガチャの話です。

ソシャゲにおける一般的なガチャは「特定のアイテムリスト」の中から「アイテムごとに決められた確率」に基づき、1回ごとに抽選を行い「HITしたアイテムが排出」される機能のことです。

また、ガチャにはいくつかのスキームがあります。

  • 素ガチャ:余計な機能が無く、上で説明した通りの一番シンプルなガチャ
  • ステップアップガチャ:ガチャを引く度に排出確率や排出商品、購入金額などが変化するガチャ
  • BOXガチャ:一度排出された商品は、次の抽選対象からは除外されるガチャ

このあたりが主流のガチャスキームです。
今回は「素ガチャ」にフォーカスします。

1%を100回まわしても当たらない理由についての結論を先に書くと「排出確率1%のアイテムA」を狙ってガチャを100回まわしても、アイテムAの排出確率が100%になる訳ではないからです。

「1%×100」ではなく「1%を100回」なのです。

試行回数が多ければ当たる可能性は高くなる

当たり前の話ですが、ガチャを回す回数が多ければ多いほど、抽選回数が増えるので、狙ったアイテムが排出される可能性は高くなります。

《素ガチャで排出率1%のアイテムAをピンポイントで狙った場合》

  • アイテムAが排出される可能性が25%を超えるのは29回目
  • アイテムAが排出される可能性が50%を超えるのは68回目
  • アイテムAが排出される可能性が75%を超えるのは138回目
  • アイテムAが排出される可能性が90%を超えるのは230回目

となります。

参考:アイテムAの排出確率表(試行回数100回まで)

ガチャは試行の度に毎回同じ仕組みで抽選を行うため「運が良い人は1回で当たる」し、「運が悪い人は1000回やっても当たらない」のが現実です。

そのため、上記の排出確率の考え方としては、「当たらなかった人」が「次も当たらない場合」を積み重ねていく可能性は何%になるか?から排出確率を算出しています。

わかりやすく言うと、「ジャンケンでn回連続で負け続ける確率はいくらか?」です。

上記の排出確率表を計算できるエクセルを用意しましたので、興味がある人は下記からダウンロードして自分でアイテムの排出確率を入力して色々試してみてください。

【ゲームのいろは】簡易ガチャシミュレーター

試行回数が増えれば増えるほど排出確率は100%に近づいていきますが、素ガチャにおいてはどこまで試行回数を増やしても絶対に100%にはなりません。
(99.9999…%の小数点以下の値が増えていくだけです)

これを踏まえて、運営は何を考えれば良いのか?が今回の本題です。

ガチャのアイテムは入手できない人がいる前提のゲームデザインを考えよう

ゲームの運営においてガチャのアイテムが基準になることが多々あります。

ガチャのアイテムがゲームバランスにおける「当たり前」になると、「当たり前」を持っていない人たちは次第にゲームについてこれなくなり離脱します。

ゲーム運営では、

  • ガチャのアイテムを入手した人が気持ちよく遊べるコンテンツ
  • ガチャのアイテムが無くてもアクティビティや工夫でカバーできるコンテンツ

の2つを同時に考えて設計する必要があります。

これがバランス良く配置されたゲーム設計になるよう、ガチャやイベント、アップデートの企画を考えていける運営を心がけていきましょう。


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